MotoStudies: バイク研究のための覚書

大学でバイクの研究を最近始めた交通研究者です(バイクに乗るのは初心者)

オフ車のライディングフォームについて

先日、ライダーパーク生駒でオフ車のスクールに参加しました。自分のCRF250Lを持ち込んでもいいのですが、レンタルのCRF125Fというファンバイク(ミニモトのラージサイズみたいなイメージ)で参加しました。結果的にはこれが正解で、コーナーリングの練習など、自分のCRFだと大きすぎて難しかったと思います。このスクールを通じて、125ccのオフ専用車(公道走れないもの)が欲しくなったので、1-2年以内に検討したいと思ってます(笑)
 
スクールはとても有意義でした。

  • 基本のライディングフォームの解説
  • 加速、減速の練習(体を大きく動かしてバランスを取る)
  • コーナーリング時のフォームの解説(シートの角に座る、内側の足を高めに上げつつ出す)
  • コーナーリングの練習(四角く走るのから初めて、パイロンをつかってW字に切り返しながら走るのもやる)
  • ちょっとした坂の上り下り
  • リアのロック、ロックした状態での旋回
  • 小コースの走行練習

という感じでした。小コース以外はすべて、平坦な広場で行います。
 
で、オフ車のライディングフォームについては、
 

  • シートの前のほうに座る(初心者がイメージするよりだいぶ前という意味であり、本来はここが中心)
  • ステップはつま先寄りで踏む
  • スタンディング時は膝をあまり曲げない(曲げるとへっぴり腰になる)
  • 肘を上げる
  • ハンドルは外側から掴んでドアノブをひねるようにスロットルを回す

 
ということを習うのですが、当日はなかなかそれっぽくできなかった気がします。
ただ、習ったことを念頭において、何度か林道や公道を走っていると、なんとなく意味が分かってきました。
 
コツとしては、「肘を上げる」とか「胸の前にボールを抱くように」とか言われる部分は、むしろ「肩甲骨を寄せる」というイメージで捉えたほうが、自然に形が作れると思いました。腕の形をどうこうしようとするより、背中を意識するほうが早いですね。
また、 スタンディング時の足から腰にかけての形については、結論からいうと、お尻と太ももの裏の筋肉に少し力を入れて(そうすると自然な感じで膝が伸びる)、肛門(骨盤とか尾骶骨とかのイメージでもいいですが)で加速のGを受け止めるようなイメージをもつと、すごく安定した姿勢が作れると思いました。加速時は上半身を前に倒す姿勢になるのですが、それも、上半身をどれぐらい倒すかと考えるのではなく、「骨盤 or 尾骶骨 or 肛門で加速度を受け止める」というイメージを持てば、自然に負担のない位置・角度に上半身が行きますね。肩甲骨を閉める感じにしていることもあって、自然と、背中は反ります。
 
要は、「肩甲骨と肛門」です(笑)
体の前側よりも、後ろ側(背中からお尻を経て太ももの裏、ふくらはぎ)を意識し、緊張させると、いい感じの形になると思いました。
 
YouTubeの動画で、下記の解説がめちゃめちゃ分かりやすいです。この方の説明は、他の人の説明の仕方とは(言葉の選び方が)けっこう違うのですが、この人が言ってるように肩甲骨を意識するというやり方のほうが、結果的に無理なく姿勢がつくれると思いました。
 
youtu.be